沖縄の空の下

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

※2012年10月現在、クローズしています。

これからは、働く場所も自由に選びたい。


今回のシェアハウス探検隊は日本列島の南端・沖縄のシェアハウス「SlowHouse」。

運営事業者さんが管理人としてシェアハウスで生活し、「本業」の方のお仕事仲間も数名入居されているとか。そう、ちょっと面白い話になっているのです。

なんでもこの運営事業者さん、本業はイラストレーターで、以前は東京で働いていたのだとか。しかし、仕事柄インターネットとパソコンがあれば、実はドコでも仕事が出来る。そんな事に気付いてからは方々で環境の良い場所を探してまわり、結果、沖縄の地に物件を見つけて仲間と共に移り住んだのだそう。

沖縄ならではの不動産ルール(沖縄県内の保証人が必要だったりするのだそう)など、なかなか難しい現実も乗り越えての移住だったのだそうな。

今回シェアハウスとして開業するにあたっては、自分と同じ困難に行き当たるであろう他の人達をサポートしたいという想いもあるのだとか。いわく、「移住の前に、いっぺん住んでみたらいい」とのこと。

場所は沖縄とは言え、南の島で自然に囲まれ…というよりは、ショッピングモールまで徒歩5分、スタバもありという都会的なエリア。でも、車や原付があれば、ビーチも10分程度とまずまず近め。

なんだか、じっくり仕事をするには理想的な環境のような気もしてきてしまいます。今回は近未来のワーク/ライフスタイルを垣間見るような新鮮な気持ちで、その姿を覗いてみたいと思います。


さて、建物は巨大な一軒家。

東京目線で見るとマンションにしか見えないのですが、一軒家。スゴイ。

通りから少し入った場所に建っています。

1Fはピロティ状の駐車スペースになっていて、2、3Fがシェアハウス。

ということで、もちろん玄関も2F。

そして、玄関のドアは引き戸です。


玄関の引き戸をガラガラと開けて、気になるシェアハウスの内部へ。

目の前にあらわれるのは、明るい木目調の玄関。

玄関周辺は靴箱も壁も床材も茶色でウッディーな雰囲気です。

左手に見える大きな黒い背中は、リビングに置かれたソファ。正面に見える和室は管理人さんの部屋だそうです。

さて、一見普通に見えるこの玄関の靴箱。

実は奥行きがハンパではありません。横に渡された板の奥は、まるでブラックホールのように深い、深い。

沖縄流なのでしょうか。


さっそく靴を脱いで建物の中に上がりこみ、気持ちの良いリビングの様子を見渡してみます。

玄関を背に、3シーターの大きな黒いソファが置かれています。

オシャレ!というものではありませんが、こんな気負わないラフなスタイル、むしろ大人っぽいのではないでしょうか。玄関を含め壁一面のガラスを通して、陽当たりは抜群・・と言うか、夏場は強すぎるかもしれないぐらい。

少し角度を変えて、窓側からキッチンを見るとこんな感じ。

反対側の壁一面が、キッチン。その手前の左手にチラリと見えるカーテンの先は、水周り設備となっています。

ソファの正面には天井まで届く大きな飾り棚が置かれています。

当然あるはず…と思わせて、実はTVは置いていないのもポイントかもしれません。棚は部屋ごとに割り当てが決められていて、自由に使う事が出来ます。

飾っても良し、しまっても良し。

ちなみに管理人さんのスペースには…

こんなものがありました。

「みんなでかるたトゥギャザー」、しちゃうといいと思います。

他にもモノポリーなどのボードゲームもありますね。

ちなみに将棋に誘われましたが、強そうだったのでやめておきました。


さて、続いてはキッチンの方へ。

木目調の扉が付いた、涼しげなシステム・キッチンです。

立派なサイズ感で、使い勝手はとても良さそう。

キャスター付きのテーブルの天板は、作業台としても使えます。

簡単な食事ならココでとってしまう事もありそうです。

ゴミ箱は可燃・不燃で2つ並んでいます。

不揃いだけどそのままなのも、今回に関しては大人の自然体と取るべきかと。

ガスコンロは3口で、本格的な料理も充分に可能。

シンクも、かなり広めに感じます。

洗った食器は窓際のディッシュトレイへ。

食器棚も大きめ。

共用で使える食器の他に、各部屋ごとに割り当てられたスペースも、もちろんあります。収納スペースは盛りだくさんです。


さて、ちょっとリビング周辺の小物を見てみます。

冷蔵庫にはタイを代表するシンハービールのサンダル型マグネット。

ルーター周りにはインパクト大の座り象と、バリ的なたたずまいの猫。

そして、沖縄を代表する例のもの。

それにしても、これが縁起物になる沖縄の文化というか「ノリ」、素晴らしいと思います。ちなみにシーサーはエジプトのスフィンクスやインドのライオンが由来という話もあるようです。面白いです。

リビングには小さめですがホワイトボードもあります。

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続いては水周り設備を見てみます。

キッチン側から見るとこんな感じ。

左手に洗面化粧台、正面にバスルーム、右手にトイレがあります。

ちなみに脱衣スペースと洗面台の間には、これから仕切りを入れる予定だそう。

洗面台はシャワー水栓で、鏡の裏に収納が付いたタイプ。

バスルームは、何とも言えない爽やかタイル。

空間はかなり広々していて、使い勝手がとても良さそうです。小さな棚も、きっと便利ではないかと。

手前のトイレは、ピンク色で懐かしいスタイルです。

まんまるフォルムが新鮮です。


それでは、続いて専有部の様子を見ていきたいと思います。

ちょうど2Fの専有部は全て満室だったため、そのまま3Fへ。

階段の窓ガラスには、星座をモチーフにしたユニークなフィルムが貼られています。管理人さんが入居した時からあったそうですが、なかなかよい按配です。

階段をのぼりきると、少し開けた踊り場的スペースへ。

この場所の使い方は「今考えてるところ」だとか。

ソファやカフェテーブルを置いて、ちょっとしたリラックス・ゾーンにもできそうですが、ともあれ、知恵を出し合ってみると面白いかも知れません。

階段側を振り返ると、こんな感じ。ドアが開いているのは304号室です。

さて、実は踊り場からは、ベランダに出ることができるのです。

目の前が開けているので、なにせ景色は抜群。

浦添城跡の緑の丘まで遠く見渡せるベランダは、陽当たりも吹く風も、とっても心地よし。

ベランダには洗濯機が置かれ、物干しにも使えます。

そして、キャンプ用の折りたたみチェアも置かれています。実は、喫煙スペースも兼ねているとか。

ちなみにベランダのハシゴを昇ると、屋上へ上がることもできます。

ちょいとハードなハシゴではありますが、開放感抜群なので一度はお楽しみあれ。


ということで、こちらは302号室。

フローリングには木の節がしっかりと残り、壁も木目調。

広い部屋ではありませんが、窓も2面に開いており、明るさは抜群。


304号室は家具付きです。

壁一面が収納になっていて、丈が長めの洋服も掛けられます。

沖縄と言えども、冬は寒いですからね。

運営事業者さんが言うような「お試し移住」で来る方には、ある程度の家具が備え付けられているのは有り難いのではないかと思います。


それでは、周辺の環境について。

沖縄市には、独特の文化というか何というか、鉄道はありません。代わりに市の中心地をモノレールが走っていますが、今回の物件の場合、普段の移動にはバスを使うことになりそうです。

最寄りのバス停はショッピングモール・バークレーズコート(かっこいい!)の目の前にある「領事館前」。物件からは、緩やかな坂を下って5分程度です。

ショッピングモールにはスーパーやドラッグストア、ベスト電器に大戸屋に牛角にCOCO一番屋、さらにはスターバックスやモスバーガーまで勢揃いして、日常生活が便利であることは間違いなし。

なお、勤務場所や生活スタイルにもよりますが、初めのうちは自転車や原付があると便利かもしれません。


さて、運営をされるのは「株式会社ノマドライフ」さんです。

皆さん柔らかいキャラクターで人当たりがよく、丁寧で、真面目(な感じ)。従来の働き方、暮らし方の枠組みに縛られない取り組みがユニークというか、先進的です。

東京でWEB関係のお仕事をしていた3人組で揃って沖縄へ移住し、現地で似たようなフリーランスの人々と共に協業しつつ、様々な仕事をこなす日々だとか。シェアハウスとは別にきちんと事務所も構えていて、協業する方々とは、そこで週に1回の打ち合わせをするそうです。

でも、あとは基本的にそれぞれ、自宅仕事。つまりSlowHouseの住人なら、SlowHouseで自分の仕事をします。マイペースに、でも一生懸命仕事をしたら、きっと夜は皆で一杯やったりして過ごしているのでしょう。羨ましい。

聞けば、なんと現在はタイのチェンマイでもノマドなシェアハウスを計画中とのこと。積極的です。

まだ小さな取り組みながら、ひつじ不動産も大注目の沖縄・浦添市のノマドなシェアハウス「SlowHouse」。近く、もっともっとじっくりとお話しをうかがいに行ってみたいと思います。

沖縄の風に吹かれて、ふりそそぐ太陽を浴びて、スローな生活を送ってみる。そしてじっくりと、腰を据えて仕事に没頭する。いいじゃないですか。

ちょいと移住体験をしてみたい方は、まずコチラからお問合せをどうぞ。ちなみに、仕事でも繋がっていけるような、WEB関係のお仕事の人が入ってきてくれると嬉しいそうです。


こんな環境でのんびり仕事とは、うらやましいかぎり。

ちなみに…

ちょいとハードというのは、このぐらいのことです。

(サトウ)

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