シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
人と生活を豊かにする住まい。
“豊か”という言葉が意味するものは、人それぞれです。
そして、シェアハウスを選択する人の多くは、やはり、ある種の“豊かさ”を求めている場合が多いように感じます。暮らしの中に自然に織り込まれた、人の気配や暖かさ。日々の暮らしにほどよく刺激を与えてくれる人間関係の発生と、その成熟。
個人的には、そうした豊かさを上手に育むための装置として家のつくりがあるのだと思います。
リビングやキッチンをはじめ、ちょっとした共用部のつくり方のディテールのひとつひとつは、思いのほか、住まいにおける暮らしの“豊かさ”に影響を与えるものです。
福岡に登場した「COMRET あまつ風」のリビングは、いつまでも居たくなる雰囲気と快適さが魅力。ここから生まれるシーンと窓から見える四季の風景は、生活に綺麗な彩りを加えてくれそうです。
そして何より、とても快適そう。住みやすいということは、なによりも人を、生活を豊かにします。プレーンな見た目も可愛らしいですが、それ以上にとてもよくできた“豊かな”家に成長していってくれそうで、今から楽しみです。
柔らかな配色が可愛らしさを醸し出す、建物正面の表情。
あまつ風が建つのは、二股に分かれた小さな川でぐるりと周囲を取り囲まれた土地。ほんの小さな橋ですが、川を渡って町からやってくる感覚は、なんだか島にいるようでもあります。
上の写真では少し寂しい感じもありますが、現在は敷地の外構工事がどんどん進み、とても爽やかで気持ちの良い環境へ変貌しつつあります。敷地はゆったりと広く、家の前には乗用車5台まで駐車可能なスペースも設けられています。
柔らかい色彩を締める焦げ茶の玄関ドアは、数段上がった位置に。
玄関は窪み部分に作られていて、ゆとりがあります。庇(ひさし)と言うには立派すぎる屋根もしっかりめで、雨が降った時は特に便利そう。
それでは、カメラ付きのインターホンをポチッと押して、中へ。
ピンポーン、お邪魔します。
ドアを開けると、ホールのような横幅のある廊下が目に飛び込んできます。
たたき(土間)部分もゆったりとした広さ。入居後も、長くスッキリとした印象を保ちたいものです。 玄関の一画は靴の収納棚のスペース。
室内側からも入れるように、土間と両側から壁に入口がくり抜かれたようになっています。珍しい仕切り方ですが、この一枚の壁が、玄関と収納をさりげなく区切り、緩急をつけてくれています。
空気がこもらないというメリットを持つ、オープンなタイプの棚は、高さの調整が可能。
部屋ごとに場所を決めるそうですが、上の方の段は割と高さがあるため、割り当てについては相談していきたいということです。基本的な収納力は抜群ですから、少し工夫すれば快適に使っていくことができそうです。
また、土間側の足元にスノコのようなものを設置しようか検討中という話も。
では早速、階段前の大きな引き戸を開けてみます。
がらがらとドアをスライドさせると、広がっていたのは日当たりの良い大きなリビング。
窓が大きく、風が通るイメージがパッと浮かぶ爽やかな空間に仕上がっています。
リビングのアクセントになっているオレンジ色と黄緑色のソファは、疲れて帰ってきても、あっという間に気分を“OFF”に切り替えてくれそう。
ソファのお供はもちろんTV。このセットは外せません。
しかも、かなりの大型。
ビール片手の深夜番組、休日にゴロゴロしながら映画と、なにかと活躍してくれるのは間違いなし。
でも、あまりにゴロゴロしていると、行儀の良い猫様たちの視線が痛いかも。写真に撮ると存在感がありますが、意外や空間にスッと収まって気配のない置物達です。
天井を見上げると、なにやらスピーカーのようなものを発見。
実は埋込み型の音響システムを備えていて、シャワーのようにサウンドを天井から流すことができます。これは、ますますTVの前から抜け出せなくなりそう。(猫様たちの視線がますます鋭くなった気が・・・)
部屋の隅に置かれたグリーンも、空間にさりげなくアクセントを加えます。
さて、正面の3つ並んだ窓に注目。ロールスクリーンを下げると・・・ チカッと電球が灯ります。
なんとも可愛いデザイン。同様の透かしの入ったロールスクリーンを使っている場所は他にもあるので、ぜひ現地で探してみては。
ソファに腰掛けて首を傾けると、ダイニングを一望できます。
リビング入口の大きな引戸はピタリと壁に収納することができて、玄関と繋がるオープンな状態でも使用可能です。
普段は閉じた状態で使用すれば、賑わうリビングの防音も、帰宅した入居者との間の距離感も具合が良さそう。一方で休みの日や、賑やかに思い切り楽しみたい時は引戸をオープンにすれば、さらに開放的な気持ちで広い空間を使いこなすことができます。
ちなみに、ダイニングの椅子は一時期オーナーさんが自宅で使っていたもの。
複数まとめて購入したものの、座面の高さが身体に合わず、あまり使わないまま眠っていたのだそうです。
今回シェアハウスのオープンにあたって引っ張り出し、長かった足を切断してリメイク。ようやく陽の目を見る日がやってきたのだということです。これ、いいですよね。
続いては、ダイニングエリアとつながっているキッチンへ。
腰壁を挟んで設置されているシステムキッチンは、ソファと同じく明るいオレンジ色が使われています。ダイニングに向かって、いわゆるカウンターキッチンとなる設計は気分が良いだけでなく、とても楽しそうです。
シンクと並んで設置されているのはIHヒーター。
そして向かいにはガスコンロもあります。
なんだかんだでIH対応でない調理器具もまだまだ多く、せっかく持っているものが使用出来ないなんてことも良くある話。
背中合わせで2人同時に調理なんてことになれば、グッと楽しい時間になるはず。そのための設備もスペースも充分です。
電子レンジや炊飯器、冷蔵庫などのキッチン家電類のスペースは少しだけ離れた場所に。
お惣菜を暖めたりするライトな調理と、火を使うような調理の導線はあまり交わらないつくりになっています。何気ないですが、便利です。
キッチンを脇に、さらに奥へと向かうと水まわりのスペース。
廊下には洗面台がすっぽり収まっています。 隣にあるドアを開けようとすると、なんと犬のしっぽ。
とてもキュートなデザイン、しっぽはそっと掴みましょう。
優しく引いたドアの先は、男性用の立ち式トイレ。
最近はシェアハウスを含め、住宅で見かけることのほとんどないこの設備。しかも1人用の空間。レアです。でも、意外とあれば便利なのかもしれません。
トイレの奥はランドリースペース。
洗濯機は乾燥機能が付いていますが、更に電気式の乾燥機も設置されています。ま、そうは言っても、晴れた日には外干しが一番です。
ランドリーの奥にあるドアからは、裏庭に出ることができます。
見ての通り、まだこの時は何もなかったこの広々としたエリア。
現在、たっぷりと気合いを入れて緑化中とのことです。相談すれば物干し用にも使えるようになると思いますが、風で飛ばされてしまえばグルリと川ですからご注意を。
ランドリースペースの隣にはバスルームが。
ドアを開いた先が脱衣室です。
広めの脱衣室には一部収納棚が設置されている部分があります。使い勝手はとても良さそうです。
バスルームは爽やかなミントブルー。
バスタブは、見ての通り脚を伸ばせる広々サイズ。
忙しい朝の時間帯などは、思わず長風呂しすぎないようにご注意を。
1階には男性用トイレのほかに当然、洋式トイレもあります。
トイレはスタンダードなタイプ。
でも、一面を覆うイエローの壁紙は使うたびに元気を注入してくれそう。
青い鳥は幸せを呼ぶ、と言いますしね。
回遊性を持たせた設計の廊下は、最終的に玄関側にぐるりと回りこみます。
共用部と住室部がしっかりと分かれた導線作りがお見事。住宅、特に複数の他人が暮らすシェアハウスにおいて、“暮らしやすさ”は基本的なようで、とてもとても大切なポイントなのです。
それでは玄関側にまわり、一直線の階段を上がります。
2階は基本的に女性専用。洗面、シャワールームなどの水まわり設備が共用部となります。
洗面台は女性専用ということで、ピンクを中心に 可愛らしいデザインです。
洗面台の向かいにあるのがシャワールーム。
脱衣室・シャワールームを含め、窓の有無以外のスペックは全く同じです。
シャワールームもごくシンプルなタイプ。その内、なんとなく使う方が決まってきたりするかもしれません。 洗面台の隣にあるのは水まわりにあると嬉しい収納スペース。
バスグッズを全てシャワールームの中に置いておくのは、使い勝手を考えても非現実的。基本的にはこの棚に私物を入れておき、使用する時に取り出すスタイルになるかと。
長い廊下の先は、専有部ゾーンです。
その廊下が始まる手前の部分に再度見つけたこの2匹。
やはり取り扱いは優しく優しく。 ドアの先は窓付きのトイレです。
猫派、犬派で分けるとどっちが多くなるのでしょう。
個人的には、犬派なのですが。
それでは全9室のうち、ピックアップした数部屋を見ていきます。
1階は男性用フロアで、幅広の廊下に専有部が並んでいます。
まずは101号室。
濃い茶色のフローリングと、濃い紫のカーテンが大人な雰囲気です。 シンプルな長方形で使いやすそうな間取り。
手持ちの家具が複数あっても、配置はいろんなパターンが考えられそうです。
部屋の隅にあるのは温冷庫。
キッチンの冷蔵庫はたっぷり2つ分ありますが、ちょっとした飲み物などはココで温めておいたり冷やしたりが可能です。
ドア脇には、簡単に物が掛けられるフックが取り付けられています。
使うときにだけフックを手前に引き出すタイプ。出掛けに必要なものはココにかけておくと便利かも。
ブルーをベースに、爽やかなテイストの部屋は103号室。
各部屋ごとにテーマカラーが決まっていて、少しずつ雰囲気が変わります。
ベランダがない関係で、室内干し用の器具が付いています。
すんなりと部屋になじむデザインで、使用しないときもスッキリ。
2階の女性用フロア、208号室。
少し変形の間取りですが、壁部分は多くレイアウトに支障はなさそう。
ほんのり色づいた上品な桜色がテーマカラー。
この色にはちゃんと理由があるのです。
2つ並んだ小窓をそっと開くと、たくさんの木が。
そう、そこには迫り来る桜の木々。
実はこの部屋、室内にいながら存分に桜が楽しめる絶好のお花見スポットなのです。事業者さん曰く、夜桜は必見!だそう。来年の春が今から楽しみです。
収納はどの部屋もこれくらいの規模感。
高さもしっかり使えるため、収納家具と組み合わせればスッキリとした部屋で過ごすことができそうです。
天神までは電車で12分ほど。博多までも30分弱で到着します。駅周辺にはスーパーやコンビニ、ドラッグストア、飲食店と普段の生活に困ることはあまりなさそう。
つい先週も同じ井尻の駅近くの物件をご紹介しましたが、福岡、いや九州全体でも非常に物件数が限られる現在(2012.7)の環境下で、素晴らしい品質のものが2つも併存する井尻という町。不思議なものです。
大通りから枝分かれした小道は昔ながらの商店街になっています。
シェアハウスへは徒歩で向かうとそこそこの距離。
駅前からバスに乗れば最寄のバス停までは2~3分、降りてからも徒歩で2~3分といったところでしょうか。
朝の時刻表はしっかりとチェックしておくことをおすすめします。
「COMRET あまつ風」を運営しているのは、「あかね雲」さん。
先ほども少しお伝えしましたが、シェアハウスのオーナーさんでもあり、同じ「島」の中に向かいあって建てられた素敵なおうちに、ついさっきどこかで見かけた気がする黒いワンちゃんと一緒に住んでいます。
初めての運営にあたり、たくさん資料を集め、東京で開催される勉強会にも積極的に参加したりと大変勉強熱心。管理にも期待が持てそうです。とにかく、今回のシェアハウスの企画や運営の準備をとても楽しんでいる姿が印象的です。生活する上での相談事にも親身になって考えて貰えそうな気がします。
こちらは、つい先日、関係者を招待して開催されたオープンハウス。九州の周辺エリアから多くの方が関心を持って来場されては、リビングで長い時間を過ごしていかれるのが印象的でした。
なんとも素敵な暮らしになっていきそうな予感にワクワクさせられる今回のシェアハウス。福岡近辺でゆったりとした生活を送りたい方、自分の部屋からお花見がしたい方、お問い合わせはコチラからどうぞ。
現在は中洲のような面白い形の敷地を生かし、春から夏にかけてさらにエクステリアの工事が進められています。
最近九州を襲っている大雨の影響で工事が思うように進まず、なかなか完成には至らないものの、つい先日ひつじ社に届いた写真はコチラ。
家の前に石畳が敷き詰められたようです。駐車場がグリーンでストライプになっているのも良い感じです。
家の前の植え込みも、植栽デザイナーの腕が光る素晴らしいバランス。
こんな赤い椅子も置かれていました。とにかく外が気持ちいいです。
カリフォルニアな感じの駐輪小屋も、徐々に形が見えてきました。
さらにリビングの掃き出し窓の外には、こんな立派なデッキテラスまで登場。白い柵の向こうには、川が流れています。贅沢。
"サマーガーデン”をテーマにしてデザインされたという緑いっぱいの空間に、思わずワクワク。工事も最終段階ということで、近いうちに完成した「COMRET あまつ風」全貌をお届けできるかと。
石畳の大きく開けた空間を挟んで、植栽越しに見えるグリーンの建物が事業者さんのご自宅。この距離感を、きっと入居者さんにとっての「付加価値」にできる事業者さんだと思います。
今年は外で過ごす時間がググッと増えそうです。
(テルヤ)
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